遊びたい盛りの小学生に英語の勉強してもらうのはとても大変です。
おやつを食べたり、ゲームに取りかかったりするのは早いのですが、勉強となるとなかなか…。
しかも子供からするとよくわからない外国語の勉強なので、腰は重くなりがちです。

英語習得の大切さを子供に分かってもらうのにはどうしたらいいいのかな〜?
お子さんの英語学習のやる気がなかなか上がらずお悩みの保護者のみなさん、こんにちは!
小学生の子供を2年間で英検3級→準1級まで一発合格に導いた、子ども英検応援ママのれるねです。
子供の学習意欲を上げるためには、英語の重要性を本人が認識することがとても大切です。
でも日本で普通に生活していると、英語を使う場面ってあまりないですよね。
子供からすると、
なんで英語の勉強をしなければいけないの…?
ということになってしまうわけです。
英語はアメリカやイギリスなどの英語圏はもちろん、世界全体でグローバルに使われている共通言語。
大切なのは、実際に英語が使われている場、つまり世界が身近にある環境づくりです。
海外がイメージしやすくなり、英語学習に対する子供のやる気もアップします!
世界や英語を身近に感じる体験を積み重ねていくためにできること。
我が家で実際に効果のあった4つの方法を紹介します。
地球儀で英語学習へのモチベーションアップ


世界≒地球です。
というわけで、我が家では子どもと地球儀や地図を見ながら親子でたくさん話をました。
日本以外にもいろんな国があって、それぞれ独自の言語や文化があります。
日本との違いをとおして外国への興味を広げることで、英語を勉強するモチベーションアップに繋げることができました。
ただ、普通に地図帳を眺めるだけだと話題が広がりませんし、すぐに子どもは退屈してしまいます。
かといって、事前にいろんな国の情報を集めて準備をするのは親が大変過ぎます。
親の手間は少なく、でも子どもに楽しんでもらえる地球儀をいくつか紹介したいと思います。
ハイテク地球儀で世界を学ぶ
今時の地球儀はグルグル回転するだけではありません。
我が家はいろんな資料を準備する手間を省くために、おしゃべりする地球儀を導入しました。
この地球儀、付属のペンで国をタッチすると、地球儀から音声が流れてその国の説明をしてくれる優れモノなのです。
各国の首都や人口といった基本情報だけでなく、大人でも知らないような豆知識も知ることができます。
地球儀が話して全て説明してくれるので、親の出番は最初に使い方を説明することくらいです。
扱いが簡単なので、低学年のお子さんにおすすめですよ!


中・高学年なら、ほぼ日のアースボール ジャーニーという地球儀が良いでしょう。
こちらは専用のアプリが必須になりますが、スマホやタブレットをかざすと、画面上にいろんな情報が表示されます。
お部屋に馴染みやすいおしゃれなデザインなので、インテリアとしてリビングに置いておいても違和感ありませんね。


地球儀の準備ができたら、あとは親子で一緒に楽しみましょう。
親が楽しんでいる姿を子どもに見せるのは、実はとても大切なことです。
子どもはそれが楽しいことだと思い、自発的に真似して学習するようになります。



親の背を見て子は育つということですね!
やり方を一通り覚えたら、お子さん一人でも遊ばせてOKです。
世界がグッと身近になります。
新しく覚えた情報をお話ししてくれたら、しっかり耳を傾けて「そんなこと知ってるんだ!」、「おもしろいね!」と褒めてあげてください。
モチベーションが上がって、親に話すために自発的に地球儀を使って調べてきてくれるようになります。
無料で使うならGoogle Earth
無料で使える地球儀なら、Google Earthがおすすめです。
リアルな地球儀ではありませんが、同じような役割を果たしてくれます。
国名や都市名を入力すると地球が回転してその場所に飛ぶグラフィックがワクワクします。
詳細な情報が出てくるので、資料を準備しなくてもいいのが親的には楽です。
漢字に振り仮名がないので、子どもが低学年の場合には一緒にやってあげた方がいいかもしれません。
Google Earth ウェブ版はこちら
国際イベントに参加して世界を身近に感じる


地元で国際イベントが開催されるなら、それは日本にいながらにして世界に触れられる絶好の機会になります。
お子さんと一緒にぜひ参加してみましょう。
国際交流イベントに参加して実際に英語を使ってみよう
市区町村が子供を対象に外国人と交流するイベントを開催することがあります。
だいたいが単発なので日程が合えば参加しやすいですし、お役所が主催なので変な勧誘もなく安心です。
子どもは最初は緊張するかもしれませんが、思い切って外国人に話しかけられるよう後押ししてあげてください。
覚えたての英語が通じた時の達成感は、英語をさらに勉強していくモチベーションにつながります。
その他、主に首都圏になりますが、大使館訪問イベントを開催している自治体もあります。
普通に暮らしているとなかなかご縁のない他国の大使館ですが、実際に行ってみたら、その国がとても身近に感じられそうですね。
自治体が発行する広報誌や公式サイトなどに情報が掲載されることが多いので、興味のある方はチェックしてみてください。
国際フェスティバルに参加して世界を体験しよう
お住まいのエリアで開催される国際フェスティバルに参加するのも、外国を知る良い機会になります。
例えば東京だと、各国の機関が主催するフェスティバルが代々木公園で開催されています。
他国の音楽や料理、民族衣装などの文化を知ることで、世界に対する興味が広がります。
イベントをしている人にその国の言葉で挨拶をしたりお礼を言ってみるのも、最初はちょっとドキドキしますが、楽しい経験になります。
お子さんと一緒にぜひ挑戦してみてくださいね。
「国際イベント」で検索するとたくさん情報が出てくるので、気になる国のイベントを見つけたらお子さんと参加されてみてはいかがでしょうか。
アニメや映画を活用して世界&英語を身近に


子どもの大好きなアニメや映画も、英語を勉強するモチベーションアップに貢献してくれます。
NetflixやHuluなどの動画配信サービスを利用すれば、外出の手間なくおうちでできるので手軽に試せます。
外国の作品を観る
外国のアニメや映画は異文化の宝庫です。
映像や音楽をとおして、日本とは違う文化や習慣に触れることが簡単にできるのでおすすめです。
映画を観ながらでも、文化の違いについて子どもと話す機会が持てると良いでしょう。
親から一言声がけがあることで印象が深くなります。
といっても、難しい内容である必要はありません。
例えばアメリカのグランドキャニオンの映像が出てきたら
「すごい景色!アメリカにはこんな場所があるんだね〜」
とか、ドイツのソーセージスタンドでホットドックを食べている人が映画に出てきたら
「ドイツのホットドックのソーセージは日本のより大きくて美味しそう。食べてみたいね!」
とか、そんな感じのことで良いと思います。
子どもの中にその国のイメージが少しでも残ればいいな、くらいの軽い気持ちで声がけしてみてください。
日本の作品を英語吹き替えで観る
子どもはお気に入りのアニメや映画を繰り返し観たりします。
中には内容やセリフを完璧に覚えてしまっているような作品もあるでしょう。
そのような作品を英語の吹き替え+英語字幕で繰り返し流して観せてあげてください。
うちの子どもは小学校低学年の頃、ジブリの「となりのトトロ」が大好きでした。
毎日のようにブルーレイで繰り返し観て、セリフを丸暗記してキャラクターと一緒に話していました。
そこで試しに、音声を英語に変更してかけっぱなしにしてみました。
初めは「つまらない〜」などと言っていましたが、内容はわかっているので、だんだん文句を言わなくなっていきました。
そして何度も観ていくうちに、今度は英語のセリフをシャドーイングのように口真似をするようになったのです。



シャドーイングは外国語の音声を聞きながらすぐにそれを真似して発音する学習法。外国語の学習に効果的な方法だと言われています!
シャドーイングは英検の学習にもおすすめです。
こちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。


NetflixやHuluでは日本語の音声を英語の音声に簡単に変更することができるようになっています。
全ての日本のアニメが対応しているわけではありませんが、かなり多くの作品を英語で観ることができるようになっています。
あと日本のアニメとしては異色ですが、NHKの「リトル・チャロ」も英語が楽しく習得できます。
子犬のチャロがアメリカを大冒険するお話で、全編ほぼ英語ですが、日本語と英語の字幕が選べます。


初めは慣れない言語に子どもは戸惑うかもしれませんが、内容を覚えている作品を繰り返し流すことで、子どもの頭の中で日本語の意味と英語の音声が結びつき、自然な形で英語の学習につなげることができます。
加えて、我が家では子どもがアルファベットが分からない段階でも英語の字幕をONにしていました。
効果のほどは分かりませんが、アルファベットの形が頭の片隅にでも残ればと思い実践していました。
英語が上達してくると英語音声+英語字幕での学習が効果的と言われていますが、アルファベットが分からない時からそうしておいても損はないと思います。
海外旅行で世界に飛び出す


世界を身近にということであれば、海外旅行に行くのが一番手っ取り早いでしょう。
いつも使っている日本語が通じない→英語は通じる→英語は大切!という経験をすることができます。
小学生の子どもを連れての飛行機での長旅は大変ですし、お金もそれなりにかかります。
しかも海外ともなると、安全にも気を配らなければなりません。
頻繁に行くことはできませんが、現地では代え難い貴重な体験をすることができます。
英語圏でなくてもこの体験はできるので、近場のアジアで、治安の良いリゾートへ家族旅行も楽しそうです。
以上、子どもの英語学習への意欲を向上させる4つの方法の紹介でした。
みなさんの参考になれば幸いです。

