中学受験英語入試の徹底攻略！英語面接①準備編

中学受験での英語入試を検討中のみなさん、こんにちは！

小学生の子どもを２年間で英検３級→準１級まで一発合格に導いた、子どもの英検受験応援ママのれるねです。

「中学受験で英語入試を利用したいのだけど、どうしたらいい…？」
という相談を受けることがしばしばあります。

一般の中学受験塾では英語入試の対策はしてくれませんし、中学受験用の英語教材も本屋さんにはありません。

ましてや、英語面接があった時にはどうしたら良いのでしょう。
日本語の面接でも準備が大変なのに、しかも英語です。

と途方に暮れてしまうかもしれません。

この記事では

に役立つ情報となっています。

一般入試、帰国生入試どちらの英語面接にも対応した内容ですので、参考にしていただけたら嬉しいです。

英語面接についての記事は２回に分けてお届けします。

まずは英語面接①準備編。

志望校に英語面接があると知ってから、まず最初にやっておくべきことを解説します。

スピーキング力の向上には時間がかかります。早めに準備を始めましょう！

英語面接の受験校別の対策方法については②学校別対策編で詳しくお伝えします。

この記事では中学受験英語入試の英語面接にフォーカスしています。
英語入試の筆記試験対策についての記事はこちらになりますので、ぜひ合わせてご覧ください。

中学受験の英語面接に向けた事前準備

最近では実践的な英語力を評価するために英語面接を導入する学校が増えています。
英語のスピーキング力を養うのには時間がかかります。
英語面接があるか事前に確認を行い、英会話力が足りていない場合には時間をかけてしっかり対策していきましょう！

英語面接の有無を公式情報で確認

まずは、志望校が実施する英語入試について最新の公式情報を確認することが始めのステップになります。

中学受験の英語入試を取り巻く状況は目まぐるしく変化しています。

昨年度には実施されていた英語面接が今年はなくなる可能性はゼロではありませんし、その逆もまたあります。

英語面接の形式が変わることもあるでしょう。

志望校の公式ホームページや募集要項で必ず最新の入試情報をチェックしましょう。

英検による受験資格・英検優遇があるかチェック

英語面接の有無を調べるのと同時に、英語入試の受験資格や英検の優遇措置についても確認しておきましょう。

学校によっては、英語入試に英検による受験資格が設定されている場合があります。

英語の入試を受けるためには英検の指定された級以上に合格している必要があるので注意が必要です。
英検の合格にはそれなりに時間がかかるので、早めに確認しておきましょう。

英検による優遇措置があるかどうかも合わせてチェックします。
点数の加点や英語試験免除など、英検による優遇は中学受験においてとても大きなメリットがあります。
どの級を目指すかによって必要な勉強量や具体的な対策方法が変わってくるので、情報をしっかり集めて準備を進めましょう。

英検による優遇措置についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

英語面接の英会話レベルを確認

中学受験の英語面接で求められる英会話のレベルは学校によって異なります。
簡単な日常会話や自己紹介を求める面接もあれば、難易度の高い応用的な質問がなされることもあります。

難易度については筆記試験とだいたい同じくらいと考えて問題ないでしょう。

一般的には「英検⚪︎級程度」という形で表されることが多いようです。

英語面接に求められる英会話力を事前に確認することで、効率的な学習計画を練ることができます。

面接の英語レベルを調べる方法としては

• 学校の公式ホームページ
• インターネット検索

あたりが手間なく簡単です。

学校によっては、少数ですが、公式ホームページに英語面接の詳細情報を掲載したり、英語面接に関する動画を配信したりしていることがあります。
そうした公開された情報からレベルを推し量ることができる場合があります。
公式の発表ということで一番信頼できる情報になりますので、一度は探してみてください。

インターネット検索は、「学校名・英語・入試・面接」などのワードで検索すると何らかの情報が得られます。
ヒットするのは帰国子女入試向けの英語塾のサイトだったり個人の体験記だったりしますが、英語面接の情報はあまりないので、貴重な情報源となります。

目標とする英検級の設定

• 英語入試の出願資格
• 英検による優遇措置
• 英語面接のレベル

についての情報が入手できたら、目標とする英検の級を決めます。
まず①英語入試に必要な受験資格がある場合には、最低でも学校に求められている級の取得は必須です。
出願までに必ず合格できるように頑張りましょう。

また、③英語面接で求められるレベルについても、合格するために当然クリアしたいところです。

②の優遇措置については、英検による優遇を受けることができれば中学受験では大きなアドバンテージになります。
他の受験科目がある場合にはそちらの勉強とのバランスもありますが、大きな目標として設定しても良いかと思います。

ただあまり遠すぎる目標だと、かえって子どものやる気を削いでしまうかもしれません。
お子さんとよく話し合って、頑張れば手が届く目標級を設定してください。

中学受験の英語面接に向けた勉強方法

中学受験の英語面接をパスするためには、学校が求める以上の英語のスピーキング力が必要です。

お子さんの英会話力を積極的に強化していきましょう！

我が家の場合は、オンライン英会話と英検の勉強を通してスピーキング力をレベルアップしていきました。

学校によっては英語面接でしっかりとした英会話力が求められる場合があります。
できるだけ早い時期から英会話の練習を始めることで、面接でも余裕を持って英語を話せるようになります。

スピーキング力の強化にはオンライン英会話を活用

英語を話す機会が多ければ多いほど、英会話力はアップします。
スピーキング力強化のためには、自宅で気軽にレッスンが受けられるオンライン英会話の利用が効果的です。

オンライン英会話は今やいろいろありますが、質の高い外国人講師と直接会話ができるサービスを提供しているところも多くあります。
自宅にいながらにして本格的な英会話レッスンを受けることができるので、忙しい受験生でも継続しやすくおすすめの勉強法です。

多種多様なテーマで先生と英語で話し合うなかで、自然な発音やイントネーションだけでなく語彙力も鍛えることができます。

いろいろなオンライン英会話ありますが、個人的におすすめなのがGlobal Step Academyです。
うちの子も２年半以上お世話になりましたが、英語力が飛躍的に向上しました！
他のオンライン英会話とは一線を画するカリキュラムで、「英語で学ぶ」英会話教育サービスを提供しています。
インターナショナルスクールのオンライン版とも言えるようなユニークなレッスンで、中学受験以降も役立つ本当の英語力を養うことができます。

英検を使ってスピーキング力を確実にステップアップ

英検では３級から二次試験でスピーキングテストがあります。
日常的な会話から始まり、級が上がるごとに話す内容はだんだん高度になっていきます。

英検では次の級の合格を目指して英会話の練習を続けることで、スピーキング力を段階的にステップアップさせていくことができます。
それと同時に、英検は自分の英会話力がどのあたりまで到達しているのかをはかる目安にもなります。

志望校が求める英会話力に対する自分の今の実力がわかるので、合格に必要な目標までの到達度がわかるのも英検の良い点です。

英検は英語入試面接の練習になる従来型を受験しよう

英検には従来型のマークシートを使った英検とパソコンで受験できるS-CBTがあります。
どちらで受験しても資格としては同等の扱いになることがほとんどですが、中学受験で英語面接がある場合には従来型での受験をおすすめします。

というのも、二次試験の対面でのスピーキングテストが、中学受験の英語面接の良い練習になるからです。
面接会場に入室し、試験官に対面して質問に答え、退室をするという流れは、中学受験の面接とまさに同じ。
しかもそれを英語で体験できる機会は他には滅多にありません。

面接マナーを含め、面接官に対する応答や振る舞い全般の予行練習になりますし、質問に対して適切なリアクションをする即応力も磨かれます。

S-CBTであれば一日で終われる英検が二日に分かれてしまうデメリットはありますが、面接対策として従来型英検の受験をおすすめします。

時間稼ぎのためのフレーズ習得のすすめ

英語面接のなかで質問を受けた後、答えるために考える時間が必要になることがあります。
英検の二次試験でも英語入試面接でもそうですが、返答ができずに黙り込んでしまうのはあまり印象が良くありません。

そんなときには、時間稼ぎをするためのフレーズをいくつか知っていると役に立ちます。
例えば

• Let me see…
• Well…
• How can I say…

などは覚えやすく使いやすいのでおすすめです。

こちらの記事では、子どもでも使いやすい時間稼ぎフレーズをたくさん紹介しています。

練習方法も合わせて解説していますので、ぜひご覧ください。

中学受験英語面接の準備まとめ

ここまで英語入試の英語面接に必要な準備について解説してきました。

中学受験の英語面接では、事前の情報確認がとても大切です。

受験資格や英検による優遇措置については忘れずにチェックするようにしましょう。

また同時に、子どものスピーキング力を上げることも重要です。

英会話力は一朝一夕で強化できるものではありません。

できるだけ早い時期からオンライン英会話や英検で対策しておきましょう。

以上、中学受験英語入試の徹底攻略、英語面接①準備編でした。

学校ごとの対策については、中学受験英語入試の徹底攻略！英語面接②学校別対策編で詳しく解説します。

模擬面接のやり方についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。