みなさん、こんにちは!
小学生の子どもを2年間で英検3級→準1級まで一発合格に導いた、子どもの英検受験応援ママのれるねです。
小学生の英検、自宅学習でカギとなるモチベーションの維持。
みなさん試行錯誤してお子さんのやる気を引き出していることと思います。
我が家でも毎度、あの手この手を試して奮闘してきました。
その中でとても上手くいった方法があるので、紹介をさせてください。
こちらの記事は親が子どもの受験仲間になって英検を目指すことを決意する体験談です。

子どものやる気がぐんとアップしました!
子どものモチベーションを上げて、英検合格を勝ち取りましょう。
小学生の英検受験モチベーションアップ法
モチベーションは小学生英検受験のカナメ。
やる気が出ると集中力が違います!
モチベーションには内的的動機づけと外発的動機づけの2つの種類があると言われています。
子どもの英検学習への意欲を効率的に高めるために、それぞれ見ていきましょう。
自身による目標設定でやる気をアップ(内発的動機づけ)
みなさん、お子さんが英検に挑戦するとき、本人と一緒に具体的な目標設定はしていますか?
子どもが「英検の勉強をしよう」とやる気を出すためには、子ども自身が「英検合格」を自分の目標として自覚することが実はとても大切なのです。
例えば、英検3級を受験する時には「3級合格」は目標にしやすいですよね。
「英語が話せるようなる」という長期的な目標もアリかもしれません。
でも親に「英検3級の申し込みしたから、英語の勉強をして合格しなさい」、「英語が話せるようになりなさい」と言われても、子どもはやる気にはなりません。
「えー、なんで?」となるのが普通です。
子どもが自然な形で自発的に英検の勉強をする気になるために必要なのが、内発的動機づけです。
自分が設定した目標を目指して頑張るためのモチベーションです。
しかし英検合格という目標を小学生が自然な流れで持つことはあまりないでしょう。
となると、親が子どもを「英検受験する気にさせる」ことが重要になってくるわけです。
「英語が話せたらかっこいいよね」「中学受験で英検の優遇措置があるよ」「外国でお仕事したいね」など、どんなことでもいいので子どもが「いいな!」と思えそうな理由を考えて、子どもと話してみてください。
子どもが英検受験を自ら決め、自分の目標として合格達成を設定できるように持っていく。
言い換えると、子どもの内発的動機づけを促すことが、子どもの英検受験において親ができる最初のサポートになります。
そして子どもが受験を決断した時には、「受験するんだ。すごいね!応援しているよ!」としっかり褒めて支援する姿勢を明確に示しましょう。
子どものやる気がさらにアップします。
ご褒美で英検のモチベーションアップ(外発的動機づけ)
「ご褒美」もまた子どものやる気アップにつながります。
「合格したらゲーム買ってあげる」「受かったらテーマパークに行こう」などなど。
このように外からの要因でやる気になることを外発的動機づけといいます。
即効性がありますが、だいたいの場合、エクストラでコストがかかるのが難点です。
それでもかなりの効果が期待できます。



我が家は合格したら焼肉を食べに行くのが定番になっています!
ご褒美は立派なものである必要はありません。
例えば、1日のノルマを達成したら子どもの好きなお菓子をあげる、といった小さな報酬でも、子どもがそれでやる気になればOK。
あまりやりすぎても効果が薄くなるので、上手に取り入れて子どもが楽しく勉強が続けられるようにしてあげるといいですね!
内発的動機づけと外発的動機づけを組み合わせてパワーアップ
内発的動機づけと外発的動機づけを合わせるのも効果的です。
モチベーションがさらにアップします。
例えば4級受験を子どもが決断(内的動機づけ)した時に、「4級受けるんだ。すごいね!じゃあ合格したら臨時ボーナス1000円出しちゃう!」という感じでつけ加えてみるのがおすすめです。
お友達と一緒に勉強することで高まる英検への学習意欲
お友達と一緒に勉強することも、子どもの英検に対するモチベーションを高めます。
特に小学生の場合には一見遊びのような共同作業からも学ぶことが多いです。
例えば友達同士で英単語クイズを出し合ったりするのは楽しく、しかも記憶にも残る良い学習法だといえます。
一緒に勉強することでライバル意識が芽生え、切磋琢磨していけるのは良いことです。
英検に特化した英語塾に通っているとこうしたメリットを享受しやすいのですが、家庭学習だと独学になるので単調になりがちです。
この点をカバーする方法を今回の記事ではお伝えしていきます。
英検親子受験で子どものやる気を引き出す
自宅学習は自由度が高い一方で、競い合う仲間がいないという点でモチベーションの維持がやや難しいことがあります。
家庭で子どもの英検学習をサポートしていく中で、この点について親は何をできるのでしょうか。
親が英検学習をサポート
小学生が英検の勉強を塾なしで自宅学習する場合、親のサポートが不可欠です。
塾では先生がやってくれる教材の選定や学習計画の作成も親の仕事になります。
お子さんの年齢にもよりますが、毎回の丸つけといった細かい作業や、文法の解説まで親がやることもあります。
もちろん、例えば旺文社の「つきっきり英検」シリーズ


しかし塾ほど手放しになるということはありません。
親は英検の問題傾向を調べたり、子どもがわからないところをわかりやすく説明したりしていくことになります。
我が家の体験談:親の一言「私も英検受けようかな」の効果
ここで我が家であった出来事を少しお話しさせてください。
その日は子どもは過去問を解いていました。
私がいつものように採点して、子どもが間違えたところを解説していた時のことです。
私自身は英検は受験したことがないのですが、出題傾向を調べていくうちに押さえておくべきポイントがわかってきました。
それでポロッと、



あなたが合格したら私も英検受験してみようかな〜
と言ったのです。
その時の子どもの顔!
「えっ!ママも受けるの!?」と満面の笑みを浮かべ、「じゃあスコアで負けないようにもっと頑張ろう!」と言ったのです。
ライバルであり英検受験仲間でもある親の存在
その時に私は気がつきました。
この子にはライバルが必要だったのだと。
もちろん、子どもの性質によってはライバルよりも一緒に頑張る仲間の方が求められるかもしれません。
いずれにしても、これを境に子どもは一層集中して英検の勉強に取り組むようになりました。
親と小学生の関係は、「教えるー教えられる」の上下関係であることがほとんどです。
でも今回のライバル関係は英検合格を一緒に目指すフラットな関係です。
それがまた我が子にとっては新鮮だったようです。
受験仲間から得られるモチベーションについては家庭学習では補うことが難しいと思っていました。
でも自分の何気ない一言がきっかけで、親がその役目を果たせることに気がつきました。
目から鱗が落ちたような気分になりました。
英検受験は親にとってもメリットいっぱい
しかしよく考えてみると、この環境であれば親が受験しないのはむしろもったいないのです。
子どもが合格した後も使った教材はそのまま残っています。
英検のコツについても自分は知っている。
それならば私も受験してみる価値が大いにあるのではないか。
当然のことながら、そのために勉強をする必要はあります。
久しぶりの受験勉強なので、しんどい部分もあるかもしれません。
それでも、自分が合格できた時には子どもの合格とはまた違う達成感を味わうことができます。
また上位級であれば、再就職を考えている場合には英語力の証明にもなりますよね。
しかも英検はTOEICみたいに2年で有効期限が切れるということもありません。
自分の人生にとって有意義かも…というわけで、私も受験を決意しました。
親が「仲間」になり英検を目指すことの意義
「教えるー教えられる」の関係は残りつつも、一緒に英検合格を目指すライバルになったこともあり、我が家では親子とはまた違うつながりが築けたように思います。
自分が受験を決意したことで、子どもの疑問にも受験生目線で一緒に考える態度で対応できるようになりました。
親が仲間として共に学ぶ姿勢が子どもの英検挑戦への後押しとなり、勉強に対する意欲を大きく向上させたと感じました。
子どもの英検、その後
子どもは念願の英検準1級に合格しました。
その後は中学受験の方が忙しくなり、結局のところ私はそちらの対応に追われてしまいました。
そして私の英検受験はうやむやのまますでに数年が経過しています。
せめて子どもが英検1級に合格するまでには、遅ればせながらですが、私も頑張って英検準1級に合格しておきたいなと思っています。
その時には「教えるー教えられる」関係が逆転しているかもしれませんが、そうした形の関係もまた子どもの成長が実感できるので、親的には嬉しいポイントになるかもしれません。
私が英検受験の際にはぜひ続編を書きたいと思っています。
まとめ:親子で英検合格を目指そう!
小学生にとって、英検に挑戦することは大きな学びの機会です。
英検の家庭学習では親子で力を合わせて乗り越えることがたくさんあります。
モチベーションを高める方法は、目標設定やご褒美制度などいろいろあります。
仲間との勉強による意欲向上については、親も英検受験を目指す立場を取り積極的に関わって行くことで補うことができます。
英検合格に向けて一緒に努力することは、親子ともに価値ある経験となるでしょう!
以上、英検親子受験のススメの紹介でした。
みなさんの参考になれば幸いです。



